運動では痩せません!
ダイエットは基本カロリーの足し算引き算です。
単純には以下の式が成立します。
y =「今日食べたエネルギー」ー 「今日使ったカロリー」です。
今日食べたエネルギーはそのまま今日食べたり飲んだりしたものです。
今日使ったエネルギーは「代謝」と「運動量」です。
yがプラスになればカロリーは脂肪として蓄えられ体重は増加傾向に
マイナスなら足りないカロリーを脂肪から供給され減少傾向に変化します。
多くの人が運動量だけを見直してダイエットをしようとしますが、
一時間程度ジョギングをしたとしてもせいぜい数百キロカロリーです。
小腹が空いたと菓子パン一つ食べたらほとんどプラマイゼロになる計算です。
「今日食べたエネルギー」を見直せば、今日からでも減少傾向に持って行けます。
運動だけで痩せようとするなら
ジョギングやランニングを例にします。
体重80kgの人が1時間、8km/hrの速度でジョギングをしたとします。
歩く倍のペースですからなかなかの運動量です。
しかしそんな努力の結果も数字にすれば697キロカロリーの消費にとどまります。
ファーストフード店のハンバーガー1個とほぼ同等のカロリー数しかありません。
運動部の学生並みに3時間〜4時間トレーニング時間が取れるなら
運動だけで痩せるのも不可能ではありません。
しかし、働き盛りの世代では毎日1時間、運動時間を確保するだけでも大変でしょう。
体をエネルギー切れにする意味
脂肪燃焼、体脂肪率ダウンを求めて運動を始める事は間違いではありません。
しかし、運動をしても必ずしも脂肪が燃えているとは限りません。
運動の強度を調整しないと脂肪が燃えずに糖が燃えてしまいます。
しかし、脂肪が燃えても、糖が燃えても体からエネルギーが無くなる事に代りはありません。
摂取するエネルギーを絞っていれば、体はエネルギー不足になります。
エネルギーが不足すれば、体は脂肪からエネルギーを得ようとしますので、結果的には脂肪を減らす事につながります。
つまり運動したからといって、沢山食べていては効果は薄いということです。
体を常にエネルギー不足の状態にしておくという事が重要です。